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新人社長は気を付けて!私が出会った詐欺話(2025.1.12)

事業主:「起業して営業活動始めたら怪しいビジネスの話が大量に来る・・・」


分かります。


世の中、こんなに詐欺的な儲け話が存在したのかと思うほど、インチキな「儲け話」が溢れてますよね。


私も12年前に社労士を開業して、様々なインチキ投資話に出会いました。


保険会社の方から「社長を紹介しますよ」と言われて会いに行ったら、一人会社の社長さんで、大要次のような話でした。


「自分の知り合いが、オーストラリアの新興銀行頭取と繋がっていて、僕を通じてお金を預けてもらえれば年利20%は約束できる。


一般に公表すると殺到してしまうから、信用できる人だけを集めたい。


今だけの特別な案件で、もうすぐ締め切られてしまう。


僕を信じてくれる人にだけ力になりたいから、あまり無理な営業をするつもりはない。」


当時は私、行政書士としても登録していたので「行政書士・社労士」の肩書で会ったんですけど、よく国家資格者の前でこんな安手のヨタ話をするものだと思いました。


でもね?


ここが恐ろしいところなんですが、文字にするとかくも胡散臭い「儲け話」が、面と向かって堂々と語られると不思議な説得力を持つものなんですよ。


この人は信用できるな、こんなに堂々と言うんだからきっと本当なんだろうな、そんな気持ちにさせられるんです。


ほかにもありました。


いわゆるウォーターサーバーの営業話です。


「革新的なウォーターサーバーだから既存のやつをこれに交換してもらいやすい。


ミネラルウォーターではなくて、水道水を使える。だからボトル交換が不要。


特許を取ったこの薬品を少量水に混ぜると、不純物が濾過されやすくなって、水道水が俄然おいしくなる」


そんな話でした。


で、これがその濾過後のフィルターだって見せてもらったフィルターは、茶色っぽく汚れていて、「このサーバーはうちでも使ってるんだけど、妻に見せたら、水道水でもこんなに不純物があるのかって驚いてました」との話。


いやでもね?


そのフィルターの色、どう見てもあなたが混ぜた薬品の色じゃないすか?と心でツッコミを入れて聞いていました。


でも話は上手くて、


「これを売り上げれば、使用期間中の薬品代に応じてチャリンチャリンお金が入ってくる。不労所得が得られる。


画期的な商品だから、今ウォーターサーバーを使っているところも教えればすぐ切り替えてくれる。一緒に金持ちになりましょうよ」


こんな話を誠実な感じで展開されると、ぐらっと来ちゃうのも分かります。


実際、この話はウォーターサーバー自体は本当に存在する商品なので、詐欺というわけではありません。


ただ、その薬品が嘘くさいだけ。


事程左様に、起業したての時期というのは、魑魅魍魎がうんとこさ湧いてきます。


みんなお金が欲しいんです笑


起業当初の人間は、自己資金か融資かは様々ですが、「動かせる金を持っている人間」と思われてますから、こういうハゲタカが近寄りやすいんですね。


お気をつけあれ。


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