私はなぜ「顧問をしない」のか?(2025.2.27)
私は名刺に「顧問をしない社労士」と謳っています。
そして名刺交換するとよく聞かれます。「なんで?」と。
理由はシンプルで「この業務はいくら」という個別精算方式のほうが、明解で納得性があるからです。
どうも私は仕事しない月でも顧問料をいただくというのが好きになれません。
仕事しなかったんだから、お客さんはお金を払う必要はないし、こちらももらう理由がないと思ってしまいます。
また、仕事=手続きが発生しない月にまでお金をもらうことで、お客さんとの間に暗黙の上下関係が出来ることも好きではありません。
どうしても顧問料を払っている側からすると「普段金払ってるんだから、このくらいやってよ」という心理になりがちです。
つまりお客が上、私が下ですね。
それでいて私のことを「先生」とか呼ぶわけで、居心地の悪いこと甚だしい。
私はお客さんとの関係はフラットでありたいのです。
「仕事してほしい」、「ハイ仕事しました、○○円です」、「ありがとう、じゃコレお代金」。
ああ、清々しい笑
もちろんこれは経営判断としておそらく間違いです笑
自営業者としては顧問業務を取って、お客さんを抱え込み、ストックビジネスとして基盤を確保するのが正解なんでしょう。
でもいいんです。
私は自分が気持ちよく生きていきたいのです。
そしてたぶん、そう心配するほどのダメージにはなりません。
実際、スポット業務で関わったお客様も、その後に人を雇ったとか育休取得者が出たとかイベントごとが生じたら、「この手続きやってくれない?」とお声掛けしてくれます。
私はこの関係性を「デファクト顧問」と呼んでいます。
つまり事実上の顧問。
スポット契約でその都度精算しますが、頼むのはいつも私で、私も自然とその会社の内情を把握し、必要なコミュニケーションをとり、時には助言をします。
お客さんの側から、顧問契約を望むなら受けないこともないですが、今のところそういう例はありません。
大してメリットがないからでしょう。
世間の社労士が顧問を取りたがるのは、それが社労士にとって魅力的だから=旨味があるからです。
だから社労士から顧問を提案することはあっても、お客さんから提案という逆パターンはなかなかない。
私の兄は札幌で税理士をしているのですが、兄からお客さんの紹介を受けた時、「札幌にだって社労士の知り合いいるだろう?」と尋ねたら、「ウチは顧問先の仕事しかしないよって断られたんだよ」とのことでした。
世の中にはそういうスタンスの社労士すらいるわけです。
ですから意外と「スポット歓迎、むしろそれしかやらない」という私のような方針の社労士にもニーズはあるんじゃないかと思っています。
私を気に入ってくれたなら、「デファクト顧問」で十分です。
みんながストックビジネス=顧問をすることで、逆に私のスタイルに価値が出る可能性もあると思っています。
「顧問社労士までは必要ないけど、手続きはやって欲しい」そういう事業主さんのニーズを私は満たしたい。
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